2010年07月28日

SHOW MUST GO ON 〜エピローグにかえて

暑い夏でした。 そして長い長い1ヶ月でした。
この1ヶ月間、酒と格闘をしながら私はいろんなものを見ていました。泣く人。
わらう人。
憂う人。
怒る人。
考える人。
一緒になって頑張ってくれる人達もいました。 昔の仲間もたくさん来てくれました。
たくさんのなかには、陰でほくそ笑みしている奴らもいます。
でも、どんな人間にも浮き沈みはあります。
それが人生というものですから。
雪の花に最後に残った、私を含めた従業員3人。
性格も仕事観も異なるけれど、和も乱れず一丸となりこの約一年半、よくやってこれました。
時には自分の人生を懸けてまでも…ひとえにお互いに感謝です。
そしてそれを支えてくださりました本当にたくさんの人たちには心からのありがとうを言わせてください。「潰れなくても良かった酒蔵だった」と、今でもそう思っています。
でも、運命論者ではないけれどそれも何かの運命だったのでしょう。
「日本酒と私」はこれにて終わりました。
でも、それぞれの人の辿る道のり同様、ダンスはまだまだ続きます。
「Make a party alive」(パーティーは生きたものにしなくては)
サヨウナラはいいません。
なぜなら、人生というショーはまだまだ続くからです。
でも、最後に私からありったけの感謝をこめて捧げます。
雪の花酒造にひとひらの白い花束を
posted by 池田さん at 19:01| Comment(15) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月18日

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17日からの蔵の総売りつくしも2日目が終わりました。
たくさんの方に訪れていただきまして本当に感謝の一言です。
17日当日の北海道新聞の朝刊に「最後の総処分」とゆうことで取り上げてもらったからもう時効なので書きますが、この1年数ヶ月の間、雪の花酒造は支えてくれた、みんなの協力無しにはやれなかった蔵でした。
営業本部長の奥さまには本当にお世話になりました。その明るい性格で、とにも暗くなりがちな男ども3人の中和剤となっていただき、また売店の店長として、本当にたくさんの常連客の人たちを作ってくださいました。
ありがとうございます。
それから、本部長の前の職場の友人の皆さまにも手弁当で何度も来てくださりまして本当にお世話になりました。
雪の花を昨年解雇された皆も、苦しいなか恨みごとのひとつも言わずに頻繁に立ち寄ってくれては、時に手伝ってもらったり、どれだけ心強く感じたことか。
それと、私の親友の昭和不動産の羽角くんには嫌な顔のひとつもせずに何度も呼び出して手伝ってもらって申し訳なかったです。
ひとしずくの川崎先生にはすまない事をしました。
24回までは連載するつもりでいて、一冊の本にして目指せ映画化にしようといつも言っていたのにすまない気持ちでいっぱいです。せっかくこれから起承転結の転に入った物語だったのですがね…
あと、私の盟友の小林にはたくさんこの境遇を愚痴ったとゆうことで一応悪かったと言っておくわ。
その他にも本当にいっぱいの人にお世話になりました。
私はこれだけは声を大にして言いたいと思います。
「こんな蔵、日本中探したって無えよ!」と。
総売りつくしも明日までとなります。
まだ最後まで売る酒はたくさんあります。
雪の花酒造という酒蔵は、ビジネスの利益誘導主義なんか軽く超越した場所でありました。それに殉じる事をあえて受けるが私はそう思い働いていました。
どうぞ皆さま、明日が最後となります。皆さまお誘い あわせのうえお越しくださいませ
posted by 池田さん at 22:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月17日

残念な気持ちでいっぱいです。

 どうも「ひとしずく」を担当していた川崎です。
 さて、この度はこのような事態になってしまい、本当に残念に思っております。
 母体であった雪の花酒造が廃業となる今、やはり小雪酒造も同様に姿を消すことになります。
 北海道から酒蔵が一つ姿を消し、その酒蔵から生まれた虚構の酒蔵もまた姿を消します。
 
 一昨年の夏ごろから計画が始まった「ひとしずく」は、このブログ主である池田さん、雪の花の従業員の皆様のみならず、アドバイスを下さった方々や、ときにマンガ中のキャラクターのモデルとなっていただいたりした方々のお力があって、これまで続けることが出来ました。ありがとうございました。
 「ひとしずく」を取り上げてくださった各メデイアの皆様にも、本当に感謝しております。そして、「ひとしずく」を読んでくれた奇特な!素晴らしい方々にとりわけ感謝しております。
 
 初めて雪の花酒造を訪れた時のものや、藤坂杜氏が指揮する酒造りを見学したときのもの、蔵祭りや、雪あかりの路のときのもの、私の手元には、春夏秋冬の雪の花酒造の写真が二千枚近くあるでしょうか。
 画力も経験もない私は、とにかく現実の雪の花酒造の、酒蔵としての魅力を頼りにと、「ひとしずく」を描いていました。
 歴史ある酒蔵が取り壊されることがとにかく、とても残念です。
 では。また何かしらの機会があれば、「ひとしずく」の続きや、後日談をと思っております。川崎でした。
 
 
 
 
 
 
 
posted by 池田さん at 02:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月13日

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従業員一同、連日、夜遅くまで得意先だった皆さまへの対応と、20日までのせめてものビン詰め作業に追われています。
何より限られた時間の中ですので、もうビンがないなど諸々の問題などでお断りしたお酒の種類もあり、雪の花酒造を今まで支えてくださりました方々には大変ご迷惑をおかけしています。
従業員一同心よりお詫び申し上げます。
廃業の発表から、かなりの反響はありました。
人手が不足しているなか、ありがたい事に何でも手伝いたいと色々と言ってくださる方々がたくさんいらっしゃって、本当に「地獄に仏」とはこの事だなと身に染みて感じております。
今日は私の酒造りの師匠も顔を出してくださいました。
私にはささやかな夢がありました。私がそうであったように、先達から授かったこの酒造りの仕事を次の時代を担うバイタリティとやる気のある若い世代に継承してゆきたいとずっとそう考えていました。
本当に残念です。時間というものが流れてゆく性質のものである以上、街並みも変わってゆくものでしょう。
けれど、ふと立ち止まって考えた時に変わらなくても良かったと後から噛み締める風景も中にはきっとたくさんあるはずです。
雪の花酒造も私はそうであると思っています。
さて、7月17日から3日間、最後の蔵の在庫処分をさせていただきます。
まことに皮肉な事ですが、最後の最後に小樽の皆さまがたや愛飲家の皆さまに雪の花酒造の実力を示す日本酒や梅酒、リキュールを取り揃えております。
これは杜氏だけが作った酒ではありません。
雪の花酒造に携わった全員の結晶である酒です。
日本酒とはなんぞや、
酒蔵とはなんぞや、
雪の花酒造とはなんだったのかをどうぞ確認しに皆さまいらしてください。
ご来場お待ちいたしております
posted by 池田さん at 23:42| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月09日

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新聞各紙既報のとおり、雪の花酒造は7月末をもって廃業となります。親会社の担当役員よりその報告を受けたのが6月28日。晴天の霹靂でありました。
名水と国内でも有数の観光地の小樽という土地柄、これから飛躍が期待できる、中国やアジア圏に近いビジネスマーケット、さらに北海道内では取得するのにハードルがかなり高い、酒造免許を有する蔵元だという面で事業を継続してもらえないかという思いも聞き入れてはもらえませんでした。
腹の底からその決定に残念でなりません。
私ら従業員は現在、20日までの最終出荷と最後の感謝セールに向けてのビン詰め作業などに忙殺されています。
業界の常識外の廃業までの日程に、今まで雪の花酒造と信頼関係を築いてきた、たくさんのお得意先様からも「なんで辞めるんだ!」とたくさんの苦情もいただいています。製造を預かる私としては大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今後、今まで支えてくださいました皆さまへ、心からの感謝の念をこめまして、7月17日からの3連休にて最後の処分セールを行います。 私のこのブログもあと書いても1、2回と思います。私としましては、雪の花酒造は「これからの蔵」と思って頑張っていただけに日本酒という地場に根付いた日本の文化を絶やすことになるのは大変無念でなりません。
posted by 池田さん at 08:07| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月21日

ニーズあります

今日は千客万来でした。私くらいしか売店でお客様の接待をする人間がいなかったため、昼過ぎから7組ほど応対させていただきました。最初の方は札幌に住んでいるご夫妻。ご主人の方はなんとうちの蔵に50年以上も前に働いていたとゆう紳士でした。機縁を感じました。その後はなんとタクシーで4人組のアメリカ人が乗り込んできて、たじろぎました。私の応対もひとしずくの10話目のサキではないけど、ただ日本語を英語チックにしたようなもので通しました。「ジュンマ〜イ」とか「ダイギンジョー」とかね(笑)でも、良いお酒は万国共通なのか、吟風と彗星の大吟醸と純米原酒を買っていかれました。
それからまたその後は、小樽港に豪華客船が入ったのでしょうか、船で旅行されてるとゆう、博多のご夫妻もいらしてくれました。なんでも、「美味い酒を出してくれる店」と言ったら、タクシーの運転手さんがうちに連れてきたみたいで私は「うちは店屋じゃないんだがなあ」とは思いながらも、ご夫妻は戸惑いながらも30分ほど滞在されて、お酒も送りで買ってくださいました。その他にも常連の方や、スタンプラリーのお客様も来蔵されたり、とっても忙しい1日でした。その合間には興味深い商談の話もあり、日本酒もリキュールも潜在的なファンってまだまだたくさんいるんだなあと改めて感じました。
それをもっと拡大して「小樽に雪の花あり」としてゆきたいとゆうのが、私の野望ですね(おい、大きくでたな〓)
ちなみに本日、部長は道東に行って百名以上の前で蔵元のスピーチです。アドリブの人ですから、上手く話せたか心配です(笑)
posted by 池田さん at 22:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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